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コラム ~拡がり~
4.182023
ルーペQ&A
お客様から多数いただくご質問をまとめました。もし下記でも解決しない場合は、お気軽にご相談ください。
Q1.ルーペとは?
見たいものを拡大して見ることができる、目の補助道具
Q2.ルーペと、近用メガネ・老眼鏡との違いは?
近用メガネ・老眼鏡・・・焦点を合わせるように調節する(屈折矯正が目的)
ルーペ・・・物を拡大して大きく見せる(拡大が目的)
近用メガネ・老眼鏡は30cm〜40cm先の文字に焦点が合うように調節する屈折矯正を目的にしたメガネです。
しかし、焦点が合っても細かい文字が見えにくい場合、ルーペを使用して文字を拡大させることで、楽に見ることができます。
Q3.ルーペの倍率とは?
25cm離れた状態で対象物を見たとき、対象物が何倍に拡大されて見えるか、を意味します。
たとえば、2倍のルーペで見たときは1cmの物は2cmに、4倍のルーペで見たときは1cmの物が4cmになります。
しかしながら、眼とレンズ、あるいはレンズと見るものの距離によって実際に見える大きさは変わります。
理論的にはレンズが持っている屈折率(ディオプター)から倍率を算出することができます。エッシェンバッハのレンズの倍率は屈折率から算出しています。
Q4.倍率は高いほうがよく見えるの?
ルーペの倍率は、「大は小を兼ねません!」
倍率が高い方が、拡大像が大きくなり、一般的には高倍率の方が好まれますが、目的に応じてルーペの倍率を選ぶことが重要です。
一般ユースの場合、読書や新聞を読む場合、3.5倍程度の倍率で十分に効果があり、観察や検査をされる場合に4倍~をお選びいただくのがベストです。
高倍率のルーペでは、低倍率に比べて、「目を近づける」「狭い範囲しか見る事ができない」ことがデメリットになります。
高倍率のルーペを除くと、逆像になって見えることはありませんか? これは焦点/ピントが合っていない状態です。
また、目に病気を抱えていて読みにくい方は、この限りではありません。
眼科で検査の上、適切な倍率をお選びいただくことを推奨します。
Q5.ルーペの正しい使い方とは?
正しい使い方で使わないと最適な拡大像が得られません
低倍率のルーペと高倍率のルーペは使い方が異なります
低倍率(4倍くらいまで)
- 見たいものにかざして使います(対象物との距離が遠くても焦点が合わせやすい)
- ある程度広い範囲を見ることができます
- 両眼で見ることができます
- 読書や新聞を読むときに使います
高倍率(4倍くらいから)
- 目と対象物に近づけて使います(対象物との距離が遠いと焦点が合いません)
- 狭い範囲を見ます
- 片眼で見ます(両眼ではみられません)
- 観察や検査などにつかいます
Q6.どういうときに使うのですか?
さまざまな場面でさまざまな方に使われています
眼鏡だけでは見えにくいとき、細かい作業をするとき、周りが薄暗く見えにくいとき、観察するとき、専門的な検査のときなど、年齢を問わず幅広く使用されています。
また、高齢者や目に疾患を抱える方にとっては、生活を支える必需品となっています。