コラム ~拡がり~

レンズ素材のいろいろ~PXM光学樹脂とは~

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レンズはプラスチック製?ガラス製?
「プラスチック(樹脂)製」と聞くと、「ガラスの方が良いのでは?」「黄ばんだり劣化したりしないの?」とのお声をいただきます。
「ガラス製の方が質が良さそう」という一般的な認識があることも事実です。
透明度は、素材が持つ色の他にも不純物の混入有無にも大きく左右されます。一般的にガラスは透明度が高く、キズが付きにくい等の特徴がありますが、ルーペ用では「重い」為に疲れやすく体に負担がかかります。

ちなみに、上の4つのレンズは、どれがプラスチックでどれがガラスかお分かりになりますか?
エッシェンバッハ社では、傷が付きにくく、ガラスより透明度が高い樹脂「PXM光学樹脂」を開発し、90%以上のルーペ、手持ち式では全てのルーペにこれを採用しています。
当社では高品質の原料のみを使用し、リサイクルされた形であっても、余剰材料は光学部品に再利用されません。その為、「透明度が高く」「キズが付きにくく」「光学的にも優れた」レンズを製造することができます。ユーザーの皆様からも「明るい」「軽い」「見やすい」とのお声をいただき、この素材が当社製品のベースになっていることは間違いありません。
ただ見えるだけではなく、使いやすく体への負担が少ないこともまた私たちが大切にしていることです。

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Eschenbach Optik Development

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