コラム ~拡がり~

Magnification requirement ー 必要な拡大倍率

When glasses are no longer enough
~メガネだけで満足のいく見え方ができなくなった時~

私たちの視力が低下すると、拡大視力補助具(=ルーペ)は網膜上の画像を拡大することで視力の低下を補うことができます。適切なルーペを選択する前に、必要な倍率を確認する必要があります。 これは、ビジョンタスクに必要な視力現在の(矯正)視力との比率によって求めることが出来ます。

ビジョンタスクに必要な視力
必要視力とは、視覚作業を行うために必要な視力の最小値です。 次の表にいくつかの例を示します。

必要視力 ビジョンタスク
0.8 電車の時刻表
辞書で検索する
0.7 電話帳を検索する
取扱説明書を読む
0.4 新聞、小説を読む
銀行通帳、テレビを見る
0.2 近距離の作業
0.1 屋外での活動

表が示すように、さまざまなビジョンタスクを明確に区別する必要があります。 これは、読みたい物(新聞、本と雑誌、時刻表等)によって、文字の大きさが異なるからです。したがって、通常、タスク毎に必要なルーペ・倍率が異なることは驚くべきことではありません。

自分に必要な倍率を求めてみましょう
ビジョンタスクがわかれば、ご自身の(矯正)視力を用いて計算することが出来ます。計算式は、
倍率=必要視力÷(矯正)視力
例えば、視力が「0.1」の方が、本を読みたいとのニーズがある場合は、
0.4(ビジョンタスクに必要な視力) ÷ 0.1(現在の(矯正)視力)= 4(倍)
4倍と計算することが出来ます。しかし、これは一つの参考値に過ぎませんので、実際に手に取って倍率を選定することをおすすめします。

あらゆるビジョンタスクに適したルーペ
そのため、私たちはさまざまなビジョンタスクに最適化された幅広いルーペを提供しています。
お客様の要件とニーズに最適なソリューションを見つけるには、眼科医、CO(視能訓練士)、眼鏡店のスペシャリストに詳細なアドバイスを求める必要があります。当社のHPから、提供する製品を見つけることもできます。

良好な照明環境は倍率要件を緩和が可能
照明の種類と強度は視覚に直接影響を与えます。暗い場所よりも明るい場所の方が、見やすいことは誰もが経験したことがあると思います。
読みたい物(対象物)にライトを照射することで、視覚能力を大幅に向上させることができます。
そのため、当社は、高品質のレンズと最新の LED技術を組み合わせた製品を数多くラインナップしています。
ライト付ルーペのラインナップをご覧ください。

本コラムは、「Eschenbach Optik GmbH;Vergrößerungsbedarf」を翻訳並びに加筆修正したものです。

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